【アクチュアリー試験KKT対策】会計学・経済学・投資理論を楽しく学ぶために役立つ本やサイト

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KKTを学びたいけれど、教科書が難しすぎてわからない!

分厚い本や、学習内容の専門性に圧倒されてしまった。もっとやさしい本から始めたい!

今まで経済学に縁のなかった自分でも学べるような、ラクに学べる参考書を教えてほしい!

そんなお悩みを解決する記事です。

はじめに

経済学って、難しいイメージがありますよね。KKTでも、会計や経済、投資といった経済系の知識を問われます。ここを乗り切れるかどうかが、とても重要です。

しかし、教材さえきちんと選んでしまえばスムーズに勉強を始めることができます。この記事では、経済学を身近に、そして楽しく感じられる情報源を紹介いたします。

ではさっそく内容に入っていきます!

漫画

まずは漫画です。視覚的にわかるので、勉強という感覚があまりなく読み進めることができます。

行動経済学まんが ヘンテコノミクス

雑誌「BRUTUS」の人気マンガ連載「ヘンテコノミクス」が単行本化したものです。気軽に学びたい人におすすめ。内容はコマが詰まっていて、がやがやしていますが、しっかりとした学術的な説明を面白く学べます。

まず興味を持つきっかけとして使ってみると良いでしょう。

エコノミックス――マンガで読む経済の歴史

きちんとした学術的な説明も踏まえつつ、面白く説明してくれている良書。

この本が特徴的なのは、経済学というよりも、「経済学という学問が歩んできた歴史」を学ぶことができること。これは、特に文系の人にとっては、面白い本になるでしょう。世界史と経済学が見事に結びついた感覚にさせられます。

アクチュアリーの勉強をしているはずが、気づいたら人類の歴史的な変遷も学べます。ひとつのストーリーとして、歴史を学ぶように経済学を学びたい方におすすめ。

この世で一番おもしろいマクロ経済学――みんながもっと豊かになれるかもしれない16講

上記の「エコノミックス」よりも、ギャグ要素が多めです。読んでいるだけで面白いです。ブラックジョークなど、アメリカっぽいノリが好きな人にオススメです。

シンプルながらも、しっかりと本質をとらえた解説です。10代の学生でも読めそうな軽いノリで、経済学の中でも本当にエッセンスの部分だけ学ぶことができます。

この世で一番おもしろいミクロ経済学――誰もが「合理的な人間」になれるかもしれない16講

こちらはミクロ経済学バージョン。興味のあるほうから読み始めるといいと思います。ミクロ経済学は、個人同士のやりとりを学ぶので、マクロ経済学よりも身近さがあって、より親しみやすいでしょう。

身近な疑問を経済学的な視点で眺めてみると、いつもとは違った知見が得られるもの。そのきっかけをくれるであろう本です。はじめの1冊としても、おすすめです。

この世で一番おもしろい統計学――誰も「データ」でダマされなくなるかもしれない16講+α

統計学です。ここまで面白おかしく解説してくれる本は他にないのではないでしょうか。データの意味を読めるようになります。統計学初心者向けの部分が多いですが、娯楽としてとても楽しいでしょう。

インベスターZ

投資を漫画で学べる良書。ドラゴン桜の人が書いています。投資をいきなり高校生が学ぶという設定で、初心者でもわかるストーリーです。初心者の主人公が成長するのにあわせて、読み手も学んでいくことができます。

アクチュアリーを目指すような人にとって見れば、「なんだそんなことか」といったレベルの話も多いかもしれません。しかし、勉強の休憩がてら、投資の面白さに触れることで、勉強へのモチベーションが高まるという声も多い良書です。

経済学に興味が持てる本もいくつかあります。表現は漫画よりも難しいですが、知的好奇心のある人にとっては面白いでしょう。本の中でも、きちんと学術的な根拠がありつつ、面白い感じの本を選びました。

さおだけ屋はなぜ潰れないのか?~身近な疑問からはじめる会計学~

会計学への取っ掛かりにぴったりです。身近な疑問を、お金の面から読み解いています。会計学って、紙面上のものというイメージが強いのであまり興味がもてないんですよね。そこで、自分の知っているものとつなげて理解することで興味のきっかけを作れます。会計ブームを作った1冊ともいわれています。会計学に興味が持てない、という人に、幅広く薦めることのできる本です。

ヤバい経済学〔増補改訂版〕―悪ガキ教授が世の裏側を探検する

マジメな経済学に嫌気がさしても、この本なら読めます。不真面目な観点から、しっかりと学問的に世の中を分析することができます。もともと海外でのベストセラーです。分厚いですが、軽い口調で進んでいくのですらすら読めます。

日本では、こういった本はとても珍しいですね。こういった、海外の本を読むことで、学問へのとらえ方が変わると言う人も多いです。学際的な発信や、エンタメ性のある発信に興味のある人は、ぜひこういった海外の経済系のベストセラーも見てみてください。

ブラック・スワン―不確実性とリスクの本質

不確実性とリスク、というテーマで、心理学や数学、哲学に至るまで縦横無尽な知識を駆使して、分析した本。知的好奇心がくすぐられます。リスクというものについて、ここまで学術的に、多面的な視点から語られた本はなかなかありません。新しい考え方をくれる本です。

まとめ

KKTは、はじめは興味がわかないと思ってしまいますよね。しかし、今回ご紹介した情報源を活用することで、興味を持ってモチベーションを高くして勉強を進めることができます。

まずは自分の興味に沿った本から、気軽に勉強を始めてみましょう!